玄関に姿見を置いた後の変化

姿見を玄関に置いてから変わったこと。
たくさんあるけれど、一番変わったのは私の体重だ。
10キロとまではいかないけれど、周りの人から「痩せたね。」と言ってもらえるくらい、見た目も変わってきたようだ。
毎日、自分の全身を鏡で見ていると、自然と姿勢を正すようになる。
背筋を伸ばすことで、お腹と背中のお肉にも影響が出てきたのだ。
たぶん足にも?

意識すると、身体のどこかに力が入る。
これって筋肉にすごく良いんだな。
私は、家中に姿見を設置したくなってきた。
さすがに、小学生の娘を持つ母親としては、危険なのでそこまではしないけれど(笑)。
大きな鏡はもう購入しなかったけれど、その代わりに、朝のお化粧用の大きめの鏡を買った。
顔にひろがった小じわまで、よく見えてしまう。
なんとなく気になって、ドラッグストアで美容クリームなんかも買ってみたりした。
それを伸ばして、小顔効果のあるマッサージもしてみたり。
ついでにインターネットでお化粧のことを調べてみた。
メイクの仕方もずいぶん流行りが変わってきていたようだ。
若いだけで何でも乗り越えられた独身時代と違って、いろんなところに手をかけなければ、よりいっそう老けて見える。
特に、目元は・・・。
お化粧品の種類も数も、だんだん増えてきた。

パソコンの画面ではなかなか毎日確認することができず、何年かぶりにファッション雑誌も買ってみた。
それを、ホームセンターで買った楽譜立てに立てかけて、鏡を見ながらメイクしたり。
慣れないころは、夢中になったりもするので、1時間近くかかってしまったこともある。
自慢でもないが、最近では雑誌を見なくてもメイクできるようにもなった。
ちょっと工夫するだけで、私の小さな目が少し大きくはっきりして見える。
本当は付けまつげとかもしてみたいけれど、さすがにそこまでは恥ずかしくてまだ試してもいない。 こんな年になってから、独身の頃よりおしゃれに気を使うようになるなんて思ってもみなかった。
昔は、ただ若いというだけでそれなりに過ごすことができたんだ、とあらためて実感した。
今さらって思うけれど、今気がつけたことを良いことだと思う。
本当の自分の姿を確認して、それと向き合えただけでも前進ではないか。
これからも私は、しっかり鏡に向かっていきたいと思う。





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